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2016年9月20日火曜日

みそろぎ夜話⑯ 

人形はアートにおいても普遍的なモチーフです。それ故に、カテゴリーを往来して活躍する作家の方もいらっしゃいます。

・Noe(高橋野枝)さん

Noeさんは人形展、美術展、フィギュアのイベントなど、あらゆるジャンルのイベントに出品しながら、どこでも馴染み、そのジャンルにおいての評価を得ています。さらには、ロシアでも文化の壁を越えてすぐにファンを魅了してしまいました。オリジナル作品では珍しいことだと思います。作品の持つ不思議な無国籍性は、愛する動物や生き物の観察を通して生まれる自由で確かな造形力と発想によるものではないかと思います。

・河野滋子さん
河野滋子さんの人形のフォルムの緊張感は、作品の大きな特徴で多くのファンを魅了してきました。最近では現代アートとして作品発表をするようになり、形がさらに抽象的になる傾向がありますが、そのなかでリラックスした気分が浮き上がってきているように思います。本展に向けて制作された「生き物のフォルム」には、水か空中を浮遊する妖精のような愛らしさを感じます。



・コイケジュンコさん
人形ではありませんが、ひとがたつながりということで、今回は美術家のコイケジュンコさんの木版画「じじばば百景」を出品して頂きました。浮世絵のスタイルで現代の下町の老人の日常的な風情をユーモラスに描いています。現代美術としての作品ですが、本展では郷土人形の合間に掲示しました。考え方では郷土人形もシュールな美的側面があります。それらがしっくりなじみ、郷土人形の「日常的」風景に溶け込みこの版画のコンセプトを再認識しないままご覧になった方も多いのではないかと思います。




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